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■名前: 雪代 功至 (ゆきしろ こうじ)
■年齢: 21歳
■性別: 男
■身長: 174cm
■種族: 人間
■前世: 前世は義足義腕の男。四肢と、大切な何かを失った痛みの印象が強く、それ以外は解らない。
 自分自身の腕や足は欠けていないが、『欠けた』感覚と痛みに襲われるため眠るのは苦手。
■能力値: 異能耐久力/0 異能出力/0 体術/10 体力/10 社交性/10 知能/20
■誕生日: 12月3日(ホワイト・ジェダイト:浄化された魂/ラベンダー:貴方を待っています)
■etc: 面倒くさがりで、ぶっきらぼう。妙に前向き。一言で片付ければ不器用な子供で敬語が苦手。
 異人の血が入っているため、幼少時代は親族から冷遇されていた。両親は物心つく前に事故死。からくり職人の祖父の元で育てられる。おもちゃ代わりに与えられていたので手先は器用。
 祖父亡き後、からくり職人を継げば引きこもりに拍車がかかる。軽い人間不信を直すべく、半ば荒療治だが、『人とふれあう仕事』である駅員に。
 からくり屋敷に住んでいる。
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 佐々浦奏海の朝は早い。
 決まった時間に起き、決まった事をし、…例えば洗顔やら朝食やらの自分の日課。それらを順に実行しないと落ち着かない性分である。
 …なので。
 佐々浦奏海は洗顔をすませ、軽い朝食をとってから、自分の店である駄菓子屋"木須"前の道路を箒で掃いていた。
 愛想の無い声が、通りすぎてゆく学生や近所の人たちにおはよう、とまめに挨拶を交わすのが此処の日常。そして、
「おはようなのですよ、かなちゃん」
「…おう」
 幼馴染にして腐れ縁の少女、白蓮院桜華。小さい頃から知っているが、彼女に対して奏海は妙に距離を置こうとする癖があった。
 子供の頃と変わらぬまま接するのは難しい。
 …つーかこの女も自覚しませんかねえ、幼馴染でも男は男だし、ガッコとかで妙な噂でも立てられてねえんだろうか。まあ無いか。桜華だし。
 しかし奏海の心配も気にせず、桜華はマイペースに、今日は晴れそうですねえとか体育は嫌ですだのと話しかけてくる。仕方がないので答えてやれば自然と会話は進んでしまう。
 …まあいいか。
 諦め混じりに息を吐くと、ちりりりんと聞き慣れたベルの音が響き、二人の会話は一時中断した。
 奏海と桜華が揃って振り向けば、眼前に異なる柄の包みがつきつけられる。奏海のほうは青の千鳥格子、桜華のほうは桃色の桜柄。
「何も聞くな」
 特高の制服に身を包み、自転車に跨り、俯いていても、疲れたオーラは隠せない。
「何も聞かず昼に食ってはくれないか…!」
 受け取ってみると、包みの中身はまだ温もりが残っている。
 いつもの手作り弁当だ。彼――奏海と桜華のもう一人の幼馴染、桜庭蓮爾の。
「おい蓮爾」
「何も聞くな!」
 ――あー疲れた顔しやがって、だいぶ煮詰まってんなァ無理すんな?
 ため息ひとつで伝わりはしないが、心の中で呟いておく。
 桜庭蓮爾は捜査や仕事が行き詰まると、家事をしてストレス発散する傾向がある。だいたいは自分の弁当にしているのだが、ストレスに比例して作る分量は増えていく。残すのも勿体無い、そして捨てるなど以ての外。…という訳で、作りすぎた分は幼馴染へおすそ分けになる。
「れんちゃん、卵焼きは入ってますか?」
 お前は空気読めや。
「入ってるとも!出汁巻きだが!」
 お前はお前で何も聞くなとか言ってませんでしたか空耳ですか。
 桜華はわーいれんちゃんの出汁巻きー、と浮かれている。めでてぇ奴だなホントに。
「おい蓮爾」
「何も聞くな」
 俺は駄目なのかよそうですかよ。
「…お前いつも俺らにやってねえで、職場の同僚とかに差し入れしたらどうなんだよ」
「何かを食べているの見たことない人と、何でも食べてくれそうな人だからかえって難しくてな!」
 胸ぇ張って言うコトか阿呆ぅ。コミュニケーション養えよそこで。
「僕としては君ら二人が食べて律儀に感想をくれるのも嬉しいのだぞ!…ただ最近もらう感想が単調なのが物足りないが」
「仕方ないのですよ、れんちゃんお料理上手ですし」
「俺らに聞いても真新しい感想とか出ねーぞ、慣れたし」
 桜華の、幼馴染への感覚が麻痺する要因の一つが彼である。
 男なのだが料理や裁縫が得意で、外見も中性的。こんなのが傍にいれば、桜華がこちらに接する態度を変えないのも仕方ない。
「むう」
 蓮爾はそれもそうかと呟き、何か考えている様子だったが。
「だが」
 ため息ひとつ。
「…やはり少し気がひけるよ」
 さて、と気合を入れ直し、蓮爾は自転車のペダルに足をかけ。
「では、いってきます」
 桜華も遅刻するぞ!と言い残して蓮爾は去っていく。
「ヘタレが」
「れんちゃんは乙女ですから」
 …ものすげえ発言だが意味わかって言ってンだろうか、こいつは。
「かなちゃん」
「あ?」
「行ってきます、ね」
「おう、行ってら」
 機嫌がいいのか、桜華はにこにこしながら学校への道に一歩を踏み出してゆく。
 奏海は、気を取り直して箒を握ろうとして、…渡された包みを家に置いとくかと一旦引っ込んだ。

 いつもの日常、幼馴染二人の変わらぬ様子に、悪かねえと呟いて。

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■名前: 白蓮院 桜華 (びゃくれんいん おうか) 
■年齢: 17歳
■性別: 女
■身長: 160cm
■種族: 妖怪(女郎蜘蛛)
■能力: -鉤爪・鎖糸-
    能力発動時は爪が伸び、血を滴らせた鎖を張り巡らせ自身を護る。
    許可無く触れた者は鎖に飲み込まれ、じわじわと『力』を吸われていく。
    …らしいが、未だ未熟者なので精々足止め程度である。
■能力値: 異能耐久力/25 異能出力/15 体術/15 体力/15 社交性/20 知能/20
■誕生日: 2月13日(バイカラーフローライト:二面性の魅力/キンセンカ:慈愛)
■etc : 一見おとなしく、穏やかな印象の少女。
 しかし口を開き行動したが最後、直ちに他者が抱いた第一印象を崩壊させる残念系。
 慎ましやかに見えて奔放、芯が強く感情的。
 思考よりも先に行動に移すタイプのため、「頼むから脳で一旦思考を止めてから動け」と幼馴染の兄貴分ふたりから頼み込まれる。
 茶目っ気あふれる素直なお嬢さん。

※佐々浦奏海、桜庭蓮爾とは幼馴染かつ腐れ縁。

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■名前: 桜庭 蓮爾 (さくらば れんじ)
■年齢: 23歳
■性別: 男
■身長: 167cm
■種族: 人間
■前世: 前世の記憶は曖昧。
 『長髪』で『料理上手』な人物を夢に見る。引きずられまいと思いながらも、髪を切る事はできず、仕事で溜まったストレスは料理で発散するのが一番いいらしい。
■能力値: 異能耐久力/0 異能出力/0 体術/25 体力/20 社交性/15 知能/20
■誕生日: 2月14日(ピンク・オパール:愛の出会い/カモミール:苦難の中の力)
■etc : 勤勉で思慮深く、義理堅く、誠実。
 …そんな内面を台無しにする程度に荒削りかつ率直な言葉で誤解を生む、たいへん不器用な性格。
 前世の記憶の影響か、料理が趣味。
 刀剣マニアでコレクターだが、同じくらい可愛いものが好き。

※佐々浦奏海、白蓮院桜華とは幼馴染かつ腐れ縁。

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■名前: 佐々浦 奏海 (ささうら かなみ)
■年齢: 23歳
■性別: 男
■身長: 187cm
■種族: 亜人(Aランク)
■能力:『甘い、甘いお菓子の家(sweet,sweet my home)』
    対象・限定1名の強力な結界を展開。術者の身体強化や敵対する対象へのペナルティは無い。 
   (強いてあげれば、自身の『領域』内で守りたい者を守れるので、気兼ねなく喧嘩ができる程度)
■能力値: 異能耐久力/25 異能出力/25 体術/20 体力/15 社交性/10 知能/15
■誕生日:8月10日(ヘチマ:悠々自適/アイオライト:アイデンティティー)
■etc :駄菓子屋"木須"店主。
 一応カタギ。
 口調や気性は荒いものの、根は律儀で几帳面。
 受けた恩は必ず返す、義理堅く頑固かつ頑なな男。

 祖父の代から続く店を受け継いだ。
 店は様々な駄菓子や玩具などを取り扱っており、一日限定百個の当たりクジ付き金太郎飴は手作りの品である。
 店主が店主なので万引きの被害は少ないが、売り上げは嘗て座敷童が居ついていた、という逸話もある家のため、それなりに繁盛しているらしい。

※桜庭蓮爾、白蓮院桜華とは幼馴染かつ腐れ縁。
※諸事情により、if展開を含む恋愛交流はご遠慮させていただきます。
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プロフィール
HN:
たかや
性別:
女性
自己紹介:
!!CAUTION!!
女性向け表現あり。
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