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とおい、とおい。過去の約束を思い出す。


 ――刀になれん言うなら鞘になれば良か。
 片時も離れることは許さん。
 お前は、ワシの鞘やけんな…。


 …旦那さん。
 約束を、違えてしまうことを、お許しください。






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■名前: 霞蓮(かれん)(※本名:桜庭霞蓮)
■年齢: 23歳
■性別: 男
■身長: 170cm
■種族: 亜人(ランクC)
■能力: -明鏡止水-
    心身を鎮ませる事でどのような場であっても"足場"を得られる能力。
   但し常に情緒不安定であるため、まともに発動した試しは無い。 
■能力値: 異能耐久力/10 異能出力/5 体術/25 体力/25 社交性/10 知能/20
■誕生日: 2月14日(ピンク・オパール:愛の出会い/カモミール:苦難の中の力)
■etc: 桜庭蓮爾の双子の片割れ。
   (桜庭家とは絶縁しており、既に死んだものとして扱われている)
   蓮爾と同じく精神面は女性寄り。
   しかし身体は男性であるため、捩れた結果"ありとあらゆる矛盾を許容し愉しむ"性格に。
   荒々しいくせに几帳面。料理が得意だが美味しさより斬新さを求める傾向にある。厨房が逃げろ。
   苛立つと髪を切る悪癖がある。
   趣味は簪収集。



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■名前: 蟹喰 温和 (がにはみ ゆたか)
■年齢: 18歳
■性別: 男
■身長: 177cm
■種族: 亜人(Sクラス)
■能力: -重圧の魔眼-
    能力発動時は額の第三の眼が開く。
   目を合わせずとも、その視線にさらされている間は重圧の負荷を受ける。
   その気になれば対象を停止・石化できるようだが、生来の気の弱さのせいか足止めで精一杯である。 
■能力値: 異能耐久力/40 異能出力/40 体術/10 体力/10 社交性/5 知能/15
■誕生日: 7月8日(ミルキー・オパール:ときめき/ホオズキ:心の平安)
■etc: 能力のせいか極度に"視線"を恐れており、また、自身の能力も快く思っていない。
   穏やかで温厚。人見知りが激しいのが難だが良い意味でも悪い意味でも純粋な性格の持ち主。
   歌を歌うのが好きで、人がいない場所を見つけこっそり歌っている。わらべ歌から流行歌まで好みであればなんでも口ずさみ、覚えている。
   星を眺め、歌を歌い、穏やかな時を好む。
   強引に顔を見ようとする人は嫌いらしい。
   西京学園三年Sクラス、天体観測部所属。



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■名前: ラージュエルバ
■年齢: ■歳(外見年齢十代前半)
■性別: 雌型
■身長: 140cm
■種族: 宇宙人
■能力: "高嶺の華"
    自身のエネルギーを薔薇の花弁や茨に具現化させる能力。
   攻撃用ではなく防御の力であり、対象を茨で包むことで自身のエネルギーを分け与えることもできる。
   薔薇の色は髪色と同じ、光る青。
■出身 : 花の惑星ロサ・フォリュウム
■能力値: 異能耐久力/25 異能出力/25 体術/20 体力/20 社交性/5 知能/20
■誕生日: --(不明)
■etc: 咲いては枯れ、また新たな命の花を咲かせる一輪の花。西京へは様々な生命に惹かれてやってきた。
   花を生む船を西京の地に隠し、この地に咲く四季の花を愛でながら、花を求める人々に売っている。
   半死半生で西京に迷い込んだ泰央を助けた際、自身のエネルギーを与えたため子供の姿に。
   本来の姿は成人女性らしい。
   思考は花そのもの。価値観も花そのもの。高飛車な物言いが目立つが、それは人と同じ位置では咲けぬ花ゆえのものである。
今年も、夏は暑い。
 この時期は自然と冷たいものが売れてゆくので、商売繁盛が信条ではないものの品切れさせてはイカンだろうと、奏海はラムネやアイスを多めに仕入れるようにしていた。
 おつかいの駄賃やお小遣いを握り締めて、暑い暑いと言いながらやってくる子供たち。奏海の店にやってくるなり、これがいいあれがいいと騒ぎながら冷蔵ケースに群がる。
 中が温くなる前に選べよとは言うが、目を輝かせてアイスを選ぶ子供らを見ると、あまり強く言えない。
「毎度~」
 お得意様のラッシュはお天道様が元気な間。
 こんな暑い中、外で遊ぶことのどこが楽しいのがよくわからないが、体は冷やせよと子供らの背に言っておく。
 さて。
 夕刻にさしかかれば客は少なくなる。
 多めに仕入れたアイスもだいぶ買われていった。やっぱ人気はバニラかねえ、シンプルだし甘いし、とケースの中を見ていると。
「暑いねぇ奏海はん」
「…そうだな」
 不意に声をかけてきたのは、桜華の友人である少女だ。手をうちわ代わりにして扇いでいる。
 ――彼女が覚えているかは知らないが、数年前、喧嘩にあけくれていた奏海が巻き込みかけ――奏海自身の能力が、きちんと発動したきっかけの少女でもある。
「桜華はどうした」
「なんや学校でやる事があるとかで。奏海はんに、今日は来れんけど心配せんでねーって」
「そうかよ」
 心配なんぞ誰がしてやるか馬鹿。
 そんな思考を察してか、少女は素直やないねえとくすくす笑う。
 るせえよと言いかけて少女を見れば、暑さに負けているのか、わずかに頬が赤い。
「毎日、暑い日が続くねぇ」
 冷ケースをあさる。子供らが好んで買っていくのは、一本単位で買えるアイスバーが多い。
「奏海はんもお店おるからて気ィ抜かんでね。冷たいもんとってな?」
 二本セットのアイスは人気ねえよなあ。奏海は一袋それを取り出すと、ビリ、と破る。
「奏海はん?」
 ぱきりと割られるソーダのアイス。うち一本を、少女に差し出した。
「おら」
「え? …あ。いけんよ奏海はん、それ、売り物」
 うるせえなあとは言葉にせず、差し出してないほうの一本に噛り付く。爽やかなソーダ味が口の中に広がった。
「気ィつけろっつったのお前だろ」
「奏海はん」
「溶けちまうなー。勿体ねえなぁー」
「…もう」
 少女は仕方ないなぁと苦笑して、アイスを受け取った。 
「美味ぇよなあソーダ」
「美味しいねぇ」

 夏はまだ、続きそうだ。


* * * * * * *
 少女:NPC的な。人間で関西弁。おとなしい高校生。
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プロフィール
HN:
たかや
性別:
女性
自己紹介:
!!CAUTION!!
女性向け表現あり。
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